2011-11-20から1日間の記事一覧

過食という快楽からの脱出の為に

これが事実ならば、 過食というワナからは抜け出すのは なかなかに困難を極めるだろう。 過食したくなるのは お菓子や甘い物などのエンプティフードだから 脳は満たされない。脳が満たされないからお腹が膨れていようとも 満足を得られない。 満たされない、…

過食時の心の変化

過食・嘔吐をすることで、 見たくない現実、自分の無価値さをから かろうじて自分を切り離そうとしていた。 一人で居ると、”自分が居ない”感じと直面しなければならなくなって、 トメドなく食べてしまう。 これまで人と比較したり競争したりすることで自分が…

摂食障害が発するサイン

心と身体が発してくれていた 何ら中のサインに気づけず、あるいは知っていて無視し続けてきた結果が 摂食障害だとする。 けれども、摂食障害それ自体も心と身体からのサインなのではないだろうか。 最後通告というか。 「まだ、無視するの??」って。 自分…

男の摂食障害の患者として

僕がはっきりと摂食障害を自分で認めた2003年のころには まだ草食系なんて言葉はなかった。 肉食系女子なんてのも、もちろんなかった。 いまでこそ、男性も痩せるのがモテるんだよね! なんていう考えが浸透しているけれど その頃には、男性はガッチリし…

発覚初期の本人と親御さんへ

良い人と都合の良い人は違う。 好かれる人と愛される人というのも違う。 都合の良い人というのは好かれるが愛されることはない。 愛するということに 明らかな条件が必要だって思っていませんか? そういう風な価値観で育てて、育つようにしてきていませんか…

ラストメッセージ

どんなに頑張っても必死になっても 寂しさというか空洞感は消えてはくれないみたい。 だとしたら、消えてない事を前提に生きるという覚悟が必要なのかもしれないって思った。 食べ物を使って埋めようとしても埋めようとしても 全く埋まらないし、摂食障害と…

サイズに合った服を選ぶ

過食症の人は自分の主張や好みがなく、 人に嫌われないように… という風に自分を抑えて望まれる自分であろうと 自分自身をコントロールして生きてきた人が多い。 それは例えば、「良い子」という役割を強いられていて、 自分を抑えて親の思いを汲んで生きて…

入院 その④ 〜GWの救急外来〜

震災以来、命の尊さを改めて認識させられる、 みたいな空気が漂っている。 生を強く意識して 尊さを噛み締めながら生きよう!という雰囲気を 共有している気がする。 未来よりも今を生きようという感じ。 生を感じるってことは死を強く意識するって事だ 終わ…

長風呂

汗をかいて少しでも痩せようとしていた。 フラフラになりながら。 吐くので精一杯な身体で 限界だぁって完全に分かっていて、 歩くのがギリギリくらいなのに痩せようとしていた。 意識があるかないか位のところで 湯船で暑さに耐えていた。 汗をかくと、 汗…

入院 その②

カリウムの注射の為に閉鎖病棟に入院していたときの話。 入院するくらいの窮地まで追い込まれた体の状態だったんだけど 24時間点滴につながれて4日位すると、 それなりのカリウム値に戻った。 ただ、身体が元気になると 結局、現実が襲ってきて、生きてい…

耐えるだけ、のツラさ

普通の問題は正面から向き合って、 倒すなり殺すなり消すなり、解決していく事が出来る。 どんなにこんなであったとしても、 自分で切り開いていける類のものだ。 だが、心の病気、摂食障害は違う。 「日薬」という言葉があるように、 必死に嵐が過ぎるのを…

他者を信じれないと自分が居なくなる

他人と出会うことは、自分と出会うことである。 他人と出会うことを面倒くさがったり恐れていたりするのは 実は真実の自分と出会う事を恐れて人なのだ。 たとえば、 「コミュニケーションが苦手だ」と思ってる人が 他人を避けるのは、相手を不快にさせてしま…

母親のせいじゃない!!

母親が子供にとって最も大切な存在である。 子どもの健全な発育の大部分を握っていて最も影響を与える。 っていうのは間違いない。 母親が強く持っている母性性によって子どもを受容する。 母性性に包まれながら信用してもらう喜びを感じ、 相手を信じれるよ…

過去に作られた過去を乗り越える!

原因にも原因がある。 原因が作られた原因がある。 なんか、鶏卵の言い合いみたいな話ですが この事を理解できるようになったら、 私達は優しくなれるのではないだろうか。 トゲトゲしい自分から解放されて ラクになれるのではないだろうか。 そして、 「原因…

病人は病人として

風邪なら、何度か経験しているし 恥ずかしくないから、ちょっとした合間に通院できる。 あるいは、通院しなくても、薬が無くても 眠って安静にしていれば治ってしまうこともある。 けど、心の病はどうだろう。 放っておいたら、どんどん悪化していくばかりだ…