耐えるだけ、のツラさ









普通の問題は正面から向き合って、
倒すなり殺すなり消すなり、解決していく事が出来る。
どんなにこんなであったとしても、
自分で切り開いていける類のものだ。












だが、心の病気、摂食障害は違う。





「日薬」という言葉があるように、
必死に嵐が過ぎるのを待つ。
待つ為に進みたくなる自分を抑える。




敵に向かって、「外」に攻撃するのではなく、
外に出て行きそうになる自分を必死に「内」に抑え込んでいかなければならない。
















良くなる努力、治る努力をしようとする自分を制止する労力は
想像以上のモノだ。






努力すべき点は、改善に向けて奔走することではなく、
解決に向けて奔走したくてしょうがない
自分をとめて、休息することである。

















相手と戦うことより、
自分自身と向き合うことの方が何倍もシンドいという事を
初めて知った。



本当の敵は、内側に存在する。










あと、休息をする、という事に対する罪悪感を受け容れること、
自分の現状では不能だと言う事を認めてしまうこと。




このことこそ本当にきついことだ。





仕事とか恋愛とか娯楽で
病気である自分を忘れる為に動き続けたい、っていう自分を
制止して病気ナ自分を受け容れていく作業は
人生が終ることより辛い。





人生は終ることより、強制的に精子を命令されることの方が
キツいのだと思った。












受け容れることの大切さ。
自分の現状を受け容れることからしか、
復活への道のりは始まらない。