耐えるだけ、のツラさ
普通の問題は正面から向き合って、
倒すなり殺すなり消すなり、解決していく事が出来る。
どんなにこんなであったとしても、
自分で切り開いていける類のものだ。
だが、心の病気、摂食障害は違う。
「日薬」という言葉があるように、
必死に嵐が過ぎるのを待つ。
待つ為に進みたくなる自分を抑える。
敵に向かって、「外」に攻撃するのではなく、
外に出て行きそうになる自分を必死に「内」に抑え込んでいかなければならない。
☆
良くなる努力、治る努力をしようとする自分を制止する労力は
想像以上のモノだ。
努力すべき点は、改善に向けて奔走することではなく、
解決に向けて奔走したくてしょうがない
自分をとめて、休息することである。
☆
相手と戦うことより、
自分自身と向き合うことの方が何倍もシンドいという事を
初めて知った。
本当の敵は、内側に存在する。
あと、休息をする、という事に対する罪悪感を受け容れること、
自分の現状では不能だと言う事を認めてしまうこと。
このことこそ本当にきついことだ。
仕事とか恋愛とか娯楽で
病気である自分を忘れる為に動き続けたい、っていう自分を
制止して病気ナ自分を受け容れていく作業は
人生が終ることより辛い。
人生は終ることより、強制的に精子を命令されることの方が
キツいのだと思った。
受け容れることの大切さ。
自分の現状を受け容れることからしか、
復活への道のりは始まらない。