過食と嘔吐は自分にとって何をもたらしているのかを考えると、前進の材料になるのではないだろうか


食べたら吐かなければという
イリショナルビリーフ。思い込み。強迫観念。




まずは、ここを打ち破らないといけないと思った。







行動を起こす前に
間違った考え方、イリショナルビリーフ
是正しなければならない。






考え方が変われば感情が行動が変わる。



食べたら太る、太ったら嫌われる(考え方)→
不快、嫌われるかもしれないという恐怖(感情)→
過食・拒食・嘔吐(行動)




これを



食べても体重は一定の場所で落ち着く。
太っても自分の評価がそこまで変わるわけではない。


という考えに変えてみる。







そうすると、太ることに対しての不快感や恐怖が和らぐ。


和らぐから、摂食障害的行動も少なくなる。





理論上では、考え方が変わると感情が変わり行動が是正されていくと思われる。















嘔吐の目的が
本当に痩せたい、スリムになるためっていうダイエットだけなら
嘔吐すると太りやすくなるからやめたほうがいい。



吐いてしまえば食べてなかったのと同じ、
ということにはならない

ここにも血糖値が関係しています。




あまいものなどに多く含まれる単純な糖分は
とても吸収が早い。



とくに砂糖やブドウ糖果糖液糖などの2糖類・単糖類は吸収がとても早く、口や胃の粘膜からも鳩首されることが分かっています。




そういうものを食べたり飲んだりすると、
吸収が早いため
あっというまに血糖値が急上昇してしまいます。



つまり、あとで吐こうがなにをしようが
血糖値はあがって
しまいます。

となると当然、あがった血糖値を下げようとしてインスリンが分泌されることになります。





インスリンはそう、「太らせるホルモン」です。



後で吐いても、チューイングをするだけでも、
甘いものをある程度口にすると、
結局はインスリンが分泌されてしまうのです。








つまり、吐いたとしても
インスリンはすでに分泌されて
糖分を脂肪に蓄えている=太る
、のだ。








ただ、太るとかやせたいって言う役割に隠れた摂食障害の本当の意味があるのだとしたら、インスリンの知識はただの知識としてしか役に立たない。








痩せたいという大義名分を利用して
本当は嘔吐することには深い意味があったり、
痩せなきゃと思っている背景にあるものを考えてみるのは
大切なんじゃないかと。



嘔吐に潜む、体重中と言う偽の目的に隠された
真の持つ意味に気づけるかどうか。


摂食障害によって、
何を達成していて
何を解放しているのか。


どうして痩せたいのか。
摂食障害レベルになるまで痩せに縛られるのは
どういうトラウマがあるのか。



寂しいときに過食をしてしまうんじゃないのか?


言いたいことがうまくいえなかったときに
過食が激しくなるんじゃないのか?


誰かに愚痴りたかったけど誰も居なかったから嘔吐で吐き出そうとしているんじゃないのか。




セルフメディケーション(自己治療)を試みる中で
最も効果があるのが、自問だと思う。



生産性のある自問。



自分と摂食障害の関係について
自分に問うてみて、
何を達成させるために摂食障害は役に立っているのか、ということを考えてみて、その達成していることを他の領域でもうちょっと健全な方法に転換できるかどうか。






あとは、食べ物を消化させるとレーニングも
自分でできる、自分にしかできない最重要課題なのだと思う。