なぜ(女性は)痩せたいのか








痩せる事は
勝負であり闘いなのかも。



特に、女性にとっては。





他人からの評価、そして
他人に認められている自分を感じるための自分自身との戦い


自己の価値を最大限に高めて、愛を獲得する競争。














つまり、せている=偉い、という価値観の中で
周りより自分は痩せている(勝っている)っていう
強烈な優越感がある
のではないかなぁって思った。





女性は愛される事で心が満たされる。
だから女性は愛されることに命をかける。


世界中の全ての女性がそう思って生きているといっても
過言ではないかもしれない



美しい自分であれば、たくさんの男性が寄ってきます。
経験的に女性はこのことを知っています。



女性は言語化して認識しているわけではありませんが、
キレイであればあるほど恋人選びの選択肢が広がることを知っているのです。





女性は幼い頃からどうすれば男性に好かれるかを
試行錯誤して会得していきます。




その美しさの、最低限の要素、超重要な要素として
痩せている
っていうのが挙げあれる。


それを守れる自分、他人より優れている(痩せている)自分を
周りに証明していく事で、戦いに勝とうとしているのかもしれない。















ミクシーで知り合った女性の発言;



ストイックになってしまったキッカケは
やはり1度痩せてオシャレもより楽しくなり、周りに痩せたと言われ、
もう絶対太れないと思ってしまってます。


太ったら負けと思われる‥
痩せている事=自分
になってしまいました




元々もそこまで大きい訳ではなかったのですが、
今までの理想体重の数字を知ってしまったら(私も痩せれる)もう前の数字は自分の中で許せません。


平均より細くないと嫌なんです。



しかも今までの努力が過食で一瞬で元に戻ると本当に嫌で。
そこから嘔吐や下剤に手を出してしまいました。






また、彼女はこうも言っている。







本当に勝手な自分の中の決め事で縛られてしまいますよね。
周りの目、自分への勝手な追い込み、
もう少しフランクになれたらどれだけ違うだろう‥



私はですけど
周りの女の子を勝手にライバル視してしまいます。




人間中身が1番大事だと頭にはあります。
でも結局こんな私がいる、という事は周りも何だかんだこういう思考なんだろうなって
思っちゃいます。


人の価値は体型ではないのに。

社会は特に中身もじっくり見る機会もないし、
そう思ってしまいます。


私の職場は周りが皆細い‥
細いのが普通なんだといつも追い込まれてます。


私が太ったら周りの態度は変わってしまうと思います。









ここまで、ある摂食障害1年目の女性の意見を
まとめてみた。






…平均、周りとの対比。



これらはまさに、痩せるという分野での闘いだ。
じゃあどうしてもイロイロな要素がある中で、
痩せるという選択肢を選ぶ女性が多いのか。






以下は、どうして女性は痩せたいのか。
痩せる事は、女性にとってどう言うことなのかを考えるにあたって
僕が参考にした事例だ。










☆☆



若い女性にとって、容姿の美醜は何よりも切実である。


ある日突然



「スリムになる→きれいになる→愛される」






という図式を思いつく。







ひょっとすると愛情を求めて、
それが得られなかった時かもしれない。



スリムな姿となり、あらゆる人から愛されている自分が思い浮かぶ。
存在するだけで愛されているような自分の姿を、現実には見出せないので、痩せているというステータスを自分に身につけようとする。




その思いは、痩せ願望や肥満恐怖へと成長していく。



(よい依存、悪い依存/渡辺登)










☆☆





女がダイエットとなると目の色を変えるのは、
ひとつにはその成否が自己評価に直結しているからだ。







「痩せていればより若く見える」
「痩せていればみんなからもっと注目される」といった
カッコたる先入観が頭の中に築かれている。




拒食症の場合、食事を拒み、
必要以上にやせたがるもっとも大きな理由は、
「痩せればみんなから注目される」というものだ。

つまり、他人からもっといい評価をしてもらいたいがために本来はしなくてもいいダイエットに励んでいるのだ。


特に女の場合、自分が他人から最も評価されるのは、自分自身の美しさだ

これが男なら、評価される対象が仕事の成果や能力だから
「自分がやったこと」で示せばいい。




だが、女性はそうはいかない。



評価の対象が自分自身であり、それが自分の存在価値の問題に
関わってくるのだ。




だから女はダイエットをして、より若く、
より美しくなることで自分の価値を他人に認めさせようとする。


そしてそのためにダイエットに失敗すると、
まるで自分の存在価値を全て否定してしまうような挫折感や自責の念を感じ、ダイエットに成功すれば、まるで全ての人から評価される仕事をなしえたかのような高揚感を達成感を感じるのだ。








☆☆







「優等生のいい子」の女が多いのは、
周囲の環境が「いい子」であることを
臨んでいるという背景もあるだろう。



女は子供のころからその周囲に必死に応えようとする。



小さい頃は「言う事を良く聴いて親から褒められるいい子」であり、
学校に入れば、「よく勉強して先生から褒められるいい子」。



そして、大人になってからも
「よく仕事をして上司からほめられるいい社員」であり
「いい妻、いい母」であり続けようとする。



女は他人が自分に対して下す評価を常に気に掛け、
集団のなかでの自分の立場を維持するべく、
脳の自己評価に関する回路を発達させてきた。




女にとってそういうた自己評価は
何事にも優先して守られるべきものである。
だから、女は周囲の環境が自分に「いい子」であることを求めるのなら
その期待に応えようとひたすら努力する。



また、その反面、「期待されている役割を果たせなかったらどうしよう」
「自分の評価を落とすのではないか」といった不安んも強く抱くようになる。




つまり、「周囲からの期待」を裏切ってはいけないという
強迫観念に縛れれ、
「いい子」として振舞うことが、ほとんど習慣のように染み付いて
しまっているというわけだ。




(女はなぜ突然怒り出すのか)








☆☆





(男はなぜ急に女にフラれるのか/姫野友美)




女性はなぜ痩せる事に執着するのか?


みんなと同じようにきれいになりたいから。。









「私の周りって、みんなきれいでスタイルのいい人ばっかりなんだもん。
 太っているのなんて私だけ。だから、わたしもみんなみたいに痩せてきれいになりたい。」








このように訴える女性は大抵は
ダイエットなど全く必要のない女性の場合が多い。







ただ、それでもなお、そ
んなにまで女性は痩せる事にこだわるのだろうか。




特徴的なのは
「自分が痩せたいかどうか」よりも
「みんなと同じようにキレイになりたい」という思いが
たいへんに強い事だ。






自分の意志よりも
「みんな」という他人と比べた評価にこだわっているのだ。



女は周りの評価を過敏すぎるほど気にするものだ。
とりわけ、「美しいかどうか」という評価は
女にとって自分の存在価値を左右するくらいに重要な事だ。




だから、女は自分が属するコミュニティの中で、
自分と他のみんなとどっちが美しさに優れているかを
さかんに競い合うようになる。

だが、競い合うといっても、
それは突出した美しさを求めているわけではない。




あくまで「みんな」と同じレベルで微妙な優劣を競い合っている事が大切なのだ。


狩猟時代、女は男達が狩りに出た後の村を
女同士の結束を固めることによって守ってきた。




女はそうした群れの力をよく知っていて
その輪からはみ出るハメになったら
ひとりでは生きていけないことも心得ている。



そうした女の群れの中では
「横並び」が原則で、極端に美しすぎたり極端にみすぼらしかったりするのは嫌われる素になる。



そこで女は目立ちすぎず見劣りもせず、
「みんな」と同程度の美しさをキープすることに躍起になるのではある。





すなわち「みんなと比べたときの自分の位置づけ」が自己評価に直結してしまっているというわけである。