生きづらい親の生き方を踏襲すると子どもは心の病になる
◇思春期までは親の生き方で生きている
12さいころまでは
子どもは無心で親を真似て、生き方を学び、それにしたがっていく。
親を信じて疑わない。
すべては親が基準である。
それはやがて大人になって生きていくときの大切な心の基盤になる。
■親のツライ生き方が子を苦しめる
親からツライ生き方を引き継いでいると、自立は簡単には進まず
時に混乱し、心の病になる可能性もある。
例えば、両親の仲が悪くて母親が苦労していたとする。
子どもはいつも母親の心配をし
我慢だけの行き方を引き継ぐ。
すると子どもは新しい世界へ進みたい気持ちと
親のためにもっと我慢すべきだとの気持ちがぶつかりあう。
子は悩み、自分を責め、育ってきた家庭をうらむだろう。
しかし、母親が唯一笑顔になれる場所、笑顔を守ってあげれるのが
自分だけだった場合、子どもは守ろうと
言い子の自分を演じる。
その演じることに限界が来ると
心の病になる可能性が高い。
■親を守りたい、いい子で居てあげたい、だけど…
子どもは親を守ってあげたい。
だから、両親を好きだけど嫌い。好きじゃないけど完全には嫌いになれない。
いい子として両親を守ってあげたいけど、自分の人生を始められない原因は両親にある…
そういう親のための自分をいつまでも保ちたいと同時に
自分自身の道へ行きたい。
そんな中でどっちを選んでも自分が犠牲になっている感じの葛藤から
どうにか解放されたいという抵抗が拒食なのかもしれない。
人間は自分の人生をいきたいので、
本当はいい子を捨てたいのだが、
それを母に訴えるのはためらわれる。
親がいい子から解放してあげて
子どもの人生を子どもが歩めるようにすると解決する。
逆にいつまでもいい子で居て欲しいと願う場合に、解決はありえない)