ACの背景






本人は現在の自分に劣等感を抱き、
みじめで絶望的な状態
だと思っています。





しかも、親が間違った育て方をしたからこうなったと
思い込み「被害者意識」を抱えています。


一方で、親への甘えと依存願望があり、
母親などの愛情を独占したいという思いがあるため、
幼児がだだをこねて自分に関心を向けさせるのにもにた行動に出るのです。



つまり、内心の不安や葛藤を言葉で証言する「言語化」ができないため、
暴力や過食という行動で訴える「行動化」のメカニズムが働いている。











アダルトチルドレンが”生産”される家庭環境で共通する事は
父性欠如と母性過剰で、いわゆる機能不全家族の状態。







日本の家族で一番問題なのは
母子密着が強くて、父親が不在であるという点である



父性なき社会。








物理的不在だけでなく、
心理的不在という問題。



家族間の問題から仕事と称して父親が葛藤を回避している。



病的な家族にも色々なタイプがありますが、
すべてに共通しているのは、お互いの不安や葛藤、衝突を回避している。



自分の悩みを言語化して伝えられるのが健康な家族。










「一見、良い家庭」の中にこそ問題があるかも。



例えば子どもの非行や不登校摂食障害で相談に来られる家庭を診ると
父親が厳格な性格で、母親がそれに無条件に服従しているというケース。


夫婦が潜在的な葛藤を回避していると、
それが子どもに出てしまう




つまり、ACとは
親抱える人生について好ましくない要素や問題を
子どもが(一緒に暮らしている中で無意識的に)受け継いでしまう事であり、親からの”汚染”でもあるのだ。




子どもという最も発散しやすい場所に
大人が自分の未消化な問題を投げ入れてしまって
素直な子どもはそれを受け容れていれてしまい、
親の生きに草を背負って受け継いでしまうのだ。