摂食障害までの簡易モデル


親に愛されるための良い子を演じてきた。
「良い子」を優先しているうちに思春期という自我の芽生えの時期になったときに自分が自分の中に存在していないことに気付く。





そんな幼少期に起因する感情表現というを失っている為に
適切な感情、感情表現を失っている人が多い。







感情がなくなるってのは自分を表さないことだ。
言葉は自分を表現する、自分の存在を示す最大のツールであるはずだ





その言葉を失ってしまっている。







それは単なる感情という言葉の喪失に終らずに、
過食や薬物依存や自殺未遂や性的逸脱行為などの
様々な衝動行動に発展する事がある。











言葉で出し切れなかった感情はドコにいくのか。


心で対処できるうちは良いだろう。








ただ
心の中で収めきれずに対処しきれなくなった
感情は、不健全な方法で噴出してしまう


感情の制御が出来なくなり、湧き上がる衝動により自己の感情のコントロール不能状態に陥ってしまうのだ。








つまり、内心の不安や葛藤を言葉で発散する言語化」ができないため、
暴力や過食という行動で訴える「行動化」
のメカニズムが働いている。


そして、ある者は、その行動化に拒食・過食嘔吐という摂食障害を選ぶ。
どうしようもない感覚、心で抱えきれなくなった感情を
内部から外部へ無理矢理に排除する手段として、過食嘔吐が選ばれる


あるいは、心の痛みを感じないようにする手段として
物を食べないと言う最大の自殺行為の連続を自分にかして、
自分を麻痺させようとする。






もし摂食障害を治そうとするのなら
心や感情、自分が何を感じているのかと向き合って
摂食障害は自分に何を与えてくれているのか、という事を
考えて必要があるのだと思う。









「自分を取り戻す」、つまり自分が自分につながるためには、外側を見ている自分の視線をいったん内側に向け直し、
しっかり自分を閉じて、自分自身と内的対話をすることが有用です。