痩身が全てを叶えてくれるって、そう信じているんでしょ？？

女にとって美しさは最上級の価値。
自己存在に関わる問題だと言ってもいい。

世の男たちはもちろん、
社会全体が女に美しくあることを求めている。
女はとかく周囲が自分に対して下す評価を常に気にかけているものだが、
その周囲の評価基準のトップに位置するのがやはり
｢美人であること｣なのである。

ところが美しさには基準が無い。だから女たちは多様な美を求めて迷走するのである。

美しさの要素は痩せていることがあげられるのは
時代の要請として間違いない。

ただ、迷走のすえに最もたどり着いてはいけない場所が
摂食障害である。

拒食症というのは痩せたいと思うあまり、
ものを食べられなくなる症状（実際には食べれないのではなく食べたくないという拒否の意思表示。最初は本当に胃腸機能が弱っていて食べれないと言う状況かもしれないが人間が食べ物からエネルギーをもらう生き物である限り、食べれないってのは他の重篤な病気を併発でもしていない限りありえない）であることは想像がつくと思います。
一方、過食症は意志の弱い人が誘惑に負けて食べてしまうのだろうと思われがちですが実はそうではありません。

拒食症も過食症も
どちらも根底には
｢痩せたい｣という気持ちがあるのです。