食欲から離れると人生がうまくいく。気がする


悲しみの向こう岸に
微笑みがあると言うよ


苦しみの尽きた場所に
幸せが待つと言うよ


(K/only human/ドラマ・1リットルの涙、挿入歌)















本当にそうなのか。
乗り越えてから振り返った時に
そう思えるだけで実は超えられるずに埋もれていった人たちの確率があってこそ
向こう岸にたどり着いた人たちの言葉なんじゃないのか。




現実問題として、乗り越えられなかった人たちの声を聞くことができない。
だから、僕たちに届くのは
頑張れば叶う!っていう場所まで辿り付けた人の声だけ。
成功者の声だけを盲目的に前例として扱って突き進むのは
ある人を幸せにするかもしれないが、ある人を追い込むかもしれない。



成功者の体験談は励みになる。
それを糧に突き進める人もいるだろう










食欲中枢の破壊は人生の破壊







なぜなら、食べ物は辞めるだけでは治らない。
アルコールや薬物とは違う。


食べ物から離れられるなら離れていきたい。
食欲を消し去って、食という快楽を捨てて
栄養ドリンクだけで生きていけたら、
摂食障害者は素晴らしい人生を送ることができるだろう。




日常を妨げ縛っていたものから解放されたら、
きっと豊かな気がする。



それとも、また別の、良くないバランスの取り方に溺れていくだけかもしれないが


























これから傷ついたり
誰か傷つけても
僕のままでどこまで届くだろう


風が吹いて飛ばされそうな
軽い魂で
他人と同じような幸せを信じていたのに

スピッツ/楓)