痩せないと認めないよって誰かに言われたの?



「痩せてなきゃ意味ない
 痩せてなきゃ自分の価値ない」





「好きな人が出来ると無理なダイエットを繰り返すようになった
 痩せていない自分は人から愛される資格が無い!
 太っている自分には自信は持てない!
 痩せていないと自分を認めてもらえない!
 太っている自分は笑われているんじゃないか!」













あのーこういう意見が結構多いんですけど、
誰かから、こういうヒドいことを言われたのでしょうか?

彼氏とか旦那さんが
「痩せないとお前なんか価値が無い!認めないからな!」





みたいな辛辣な言葉を吐いたのでしょうか??





多分、そんなことを言われた人って
そんなに多くないはずなんですよね。


確かに社会で特に女性は
スタイルによって評価されることはあると思います。
ただ、それは商品価値とか市場価値みたいところであって、
愛とか恋っていうパーソナルな事情には
そこまで大した要素じゃないと思うんですよね。




で、この人たちは
自己中心的な考えに囚われているだけなんじゃないかと
思うんですよね。




外に向けて(誰かの為に痩せなきゃ)って
おっしゃっているけど、実は
自分自身の満足感の為だけに痩せたいんじゃないでしょうか?




「痩せて欲しい」って彼が言っている”ような気がする”っていう
妄想の中の声を吸い上げて、あたかも彼が望んでいるかのように
振舞う。





そのあたりに気付いてくると、
どうして痩せたいのかっていう、痩せる事で自分は何を得ようとしているのかっていうのが
見えてきて、解決の糸口になると思うんですよね。




















痩せていないと愛されないっていうのは
きっと、「形を整えなければ愛されなかった」という
(プチ)トラウマがあるのだと思う


ありのままを愛されずにいると、
愛される為に「形」を整えるようになるから。

評価される人間になるには「形」を整えるしかなかった。



でも、摂食障害になる人はだいたい
良い形というのが分からない。
だから、一般的に肯定的な評価を得られるであろう
「痩せている」という要素を選択して、そこに向かって自分をコントロールする。
愛される為に。










あともう一つ。


痩せが絶対的と思っているのは
多分だけど、リアルの人間関係がいないんだと思う。


世の中の相対的な価値観、体型なんか単なる一つの要素でしかないっていう
世の中の価値観を取り入れることなく、
痩せている=素晴らしい、という自分勝手な思い込みの世界で
自分を必死に素晴らしさに近づけさせようとしている。

これは、人間との付き合いが少ないからなんだと思う。
他人の価値観を聞いたり、触れたりする機会に乏しいから
いつまでも自分の価値観で生きてしまう。















□食欲は生命力そのものです




・自分を頭(思考)で思い通りにコントロールできると
 思っているのがそもそも間違い




食欲って人間が生きている限り、多分、
消えてはくれないものですよね。
だって生きているから。

生きるためにはエネルギーが必要。

だとすると、食欲に負ける?っていうのは
意思とか精神力の問題じゃないんじゃないかと。
人間の生命力に対して、謙虚さが足りないんだなぁって。


コントロールなんか出来るわけが無い。




勝利なき無謀な闘いを挑んでいるだけなのでは。






食欲を精神力で抑えつけようって言うのは
人間に対する謙虚さが足りないのだと思う。


呼吸が続く限り、人間は生きていく。
生きるためにはエネルギーが必要。
エネルギーは食べ物から頂く。

人間という個体が存在し始めてから、
そうやって生命を紡ぎ生きてきた。


生きてくためにエネルギーを求めるのは理屈じゃない。
生きていこうとする本能。
人間として、動物として当たり前の行動。



どうしてお腹が空くの?とか
精神力が足りなくて食べちゃう…とか
っていうのは





現実離れした、妄想的コントロール願望なんじゃないかと。