身体を信じて自分で責任を負う



太りたくないから嘔吐するんだけど
ストレスの元凶って結局は便秘なんだと思った。


便秘になる→ストレス→お菓子などのジャンクフードを食べる→便秘


っていう連鎖構造なのかも。





だって太りたくないけど、
太るのも仕方ないかなぁって諦めが付いている瞬間って言うのは
だいたい排便した時だから。



嘔吐じゃなくてきちっと排便機能が働いてくれていれば
そっちである程度の満足が得られる。


そうなると、太る事を受け容れるのを同時に
お菓子や甘い物、炭水化物じゃなくて
良い便となる食べ物や快便に食物繊維を摂取したり
腹筋を鍛えたりっていう
「身体を整える」ことが
重要なのかなって思う






それはつまり、規則正しい生活になるのかな…。

人間らしく生きることが結局は
摂食の治療にも繋がるのかも。




そもそも、便の材料をおなかに溜めておくのを嫌がっているの問題だとは思うけど。
要するに責任を取ろうとしない態度が悪いんだよね。
食べてしまったら後は、身体に預けたり運動して摂り過ぎたカロリーを消費していけばいいのに、
その努力をすることもせず、魔法を遣う要領で嘔吐したり下剤を使ったり。



責任感。


「自分は限界ある1人の人間なんだ」
「人間として本来備わっている機能を適切に働かす事が出来なくしてしまったのは自分なんだ」



っていう自己責任を
しっかり持って身体と付き合っていけばいい。



自分以外の何かに自分の責任を負わせようとするから、
絶食とか嘔吐とか(短期的に)便利な方法が定着してしまうのだ。



いろいろ滞る=ストレス






「メキシコ人はなぜハゲないし、死なないのか」という面白い本がある。
著者の明川哲也さんが、その中で「日本人が自らよく死に、メキシコ人が死なない」理由を
詳しく述べている。


腸内細菌がポイント



腸内細菌のエサである食物繊維を世界で最も多く摂取している国が
他でもないメキシコなのだ。





明川さんは、世界各国のタンパク質摂取量におけるインゲンマメなどの豆類の比率を
その国の自殺率と比較している。



その結果、食物繊維を多く摂っているメキシコの自殺率が低く、
逆に食物繊維の摂取率が低い「便秘国家」が、
おしなべて自殺大国だったというのである。


食物繊維は腸内細菌のエサとなって腸内細菌が増え、
結果的に免疫力が上昇するのだが、
私達はストレスを受けると、体内にコルチゾールが増える。

コルチーゾルは副腎皮質から分泌され、糖代謝、タンパク質や脂質の代謝にも関与する、
生体に必須のホルモンなのだが、分泌される量によっては
免疫機能を担っているNK細胞活性が低下してしまうのだ。

しかし、食物繊維を多く摂っているとNK細胞の活性低下が見られなくなることが
明らかにされている。
つまり、食物繊維によって、「生きる力」が増強されるのである。


「メキシコ人がハゲないし、死なない」理由について、
明川さんは食物繊維の摂取量のほかに、トマト、トウガラシ、そして「自分を信じること(認知)」を挙げ、
それらを「4つの宝」と呼んでいる。




(こころの免疫学 藤田紘一郎 新潮社)参考引用




こころの免疫学 (新潮選書)

こころの免疫学 (新潮選書)