歯について、知っておかなければならない現実

過食嘔吐には何ともいえない爽快感がある。
おまけに嘔吐後はしばらく「フワーッ」って感じで
現実感がなくなる。




感じたくない現実から解離する手段として
アルコールとか薬物と同じか、それ以上の効果が得られる素晴らしい手段だと思う。


ただ、身体の正常な機能(食べる→消化)に逆行しているのだから当然の事ながら身体からのしっぺ返しがあるわけだ。




専門家ではないので詳細は
引用したところを参考にして頂くとして
僕が強烈に感じているしっぺ返しが「歯について」だ。





胃酸は食べ物を溶かすのだから強烈な消化力を持っている。
その食べ物にかけられるべき液体が歯にかかっているのだから
歯にとっては強烈なダメージであることは想像に難くない。




歯を覆っているエナメル質を溶かすことなど
胃酸にとっては造作も無いのだ。




だから、過食嘔吐者は社会からの排他だけでなく
歯痛
にも悩まされる事になるのだ。



しかも、社会へは摂食障害を回復させる事で参加できる、
挽回できるチャンスがあるが、
失ってしまった歯は二度と戻ってこない。







胃酸にさらされてしまった歯は
負の遺産として生涯にわたって後悔の燻りとして残ってしまう。



あと、心理的な問題として
歯が痛いという本題ももちろん悩ましいのだが
過食嘔吐によって歯を悪くしていると言う事を”隠しながら”歯科医院に通わなければならないという罪悪感も
「痛さ」に拍車をかけている要因
だ。


摂食障害になってしまうくらいの真面目で正しいことを好む傾向にある人ならば治療に来ている自分に罪悪感を覚えながら通院する事になってしまうだろう。








その歯について、
貴重な気付きを得た経験をシェアしようと思います。



悲しいけど、歯は溶けてしまっている。
虫歯はだんだんと蝕まれていくが、
胃酸によって一気にしかも、歯根からではなく先端からも溶けているっていうのが
嘔吐をやっている人の特徴らしい。


ということは、そういう一定の特徴があるのだから当然、
歯科を学んでいる人たちは通常とは異なるケースとして把握している。
つまり、バレているってこと!!!


「コイツ、摂食障害だ!」ってバレているってことらしい!!!!













以下は
摂食障害を克服した女性(35)とのやりとりの中で教えてもらった事です。









from her


歯科衛生士という仕事柄、解っていましたが、
過食嘔吐が癖になると前歯の裏から溶けていきます

私は解っていたので、直ぐに歯磨きを念入りにしていました。


患者さんで、
過食嘔吐やシンナーで歯が溶けた人は直ぐに解ります。


歯は虫歯と薬物や胃液での溶け方では全く違いますから解りますね。
別に気にしなくていいと思いますよ。
治療している側も「ありゃ〜」って思うぐらいですし、結構いますから。






my response



衛生士さんって分かっちゃうものなんですか…。


僕も例に漏れず歯に不具合が起こっていて
半分くらいはC3みたいな状況なのですが、
なんとか摂食のことを伝えなくても
診てくれる歯科医師さんに当たったらしく5年くらい通ってますが、もしかしたら、バレているのかもって思っていたので、
すっきりしました!バレてるんだなってww

あるいは男性だから摂食じゃなくても、シンナーをしている人なんだって
思われてるのかもしれません(笑)