拝啓20




数日前に
ミクシィを通じて知り合った摂食障害の方と
直接会ってお話しする機会がありました。













その方は、友人には恵まれているし
相談を浴されるほど慕われているのですが、
自分の病気のこととか日常の悩みを
相談できる相手はいなかったとの
事でした。















きっと、どれだけ周りに人が居ても
本当の自分を受け止めてくれる人がいなければ
孤独を感じてしまうんだろうなって
思いました。







普段、摂食障害がネックになって
どうしても人とのコミュニケーションを
避けがちだったりぎこちなくなりがちだったりしていたのですが、
そこを共有しているという前提があったので
とても穏やかな会話になり、癒されました。








人との間で負った傷は
人との関係の中で癒されていくものなんだって
人間が少し、そして自分が少し好きになれた瞬間でした。









摂食障害になってしまったのは悲しいことだけれど、
そういう自分を受け容れて現実に生きていこうとすれば、
何かしらのご褒美が待っているんだなって少し報われた気分でした。



苦労と痛みも、
誰かと出会うための媒介になっていくのだなって。



むしろ、痛みがなかったら出会えなかった人と出会う為に
苦しんだ。いや、それはカッコつけすぎか。

















もっと、こういう機会が広まっても良いのかなって思いました。
自分の現状を客観視できる段階に来ているのなら
自分の話を受け止めてもらって、相手の経験に共感することは
それだけで一種の治療
になるのだと思いました。







ただ、どれだけ苦しめば、穏やかな日常に戻れるのかって思うと、
投げ出したくなることばかりですけどね
(笑)