リセット願望としての嘔吐


過食嘔吐ってのは
要するに、自分の身体にとって邪魔なもの、要らないものを
排除する行為
だよね。




太らせる食べ物は邪魔以外の何者でもない。







望まないものを体内から取り出して、
きれいな自分で居るためにする行為。





だとすると、
過食嘔吐というのは”強烈なリセット願望”なのではないかと思った。





好きになれない過去、
自分を作っている過去を否定したい気持ちが行動に現れたのが
過食嘔吐なのだ。












過食=詰め込む
嘔吐=(詰め込んだものを)吐き出す





それはつまり、



「食べてしまった食べ物(積み上げてきた過去)を
 嘔吐によって食べ物を無かったことにしたい(過去捨てたい)




っていう深層心理を反映している行為なのではないかって思った。






嘔吐する事で、その過去を自分から切り離して
「0から始めたい、過去を捨てたい」という気持ちの表れと考えると、
なんだかとってもシックリくる。





痩せたいという気持ちが薄らいでいく中で、未だに過食嘔吐の量が
痩せたくて仕方なかった時期と変わらないというのは
過去と訣別できていないからだと
考えるとスッと納得がいくのだ。






過去と仲良く出来て居ないから、
邪魔なモノ(過去)を嘔吐する(自分から排除する)
ことで
自分を保とうとしている、という仮説はかなり信憑性を持つような気がしている。








不本意に食べてしまった(生きたいように生きれなかった人生)を
吐き出してしまいたい(過去を失くしたい)


という願望なんだと思った。



邪魔なもの(過去)を食べ物に見立てて、
食べ物(過去)を体内から取り除く事で自分を保とうとしたり取り戻そうとしているのかもしれない。



だとしたら、現在の自分の構成している過去を受け容れていかない限りは
過食嘔吐からは離れられないのかも。


食べ物という太らせる邪魔なもの(邪魔なもの=過去)を
受け容れられる自分にならなければ、この闘いは終わらないんだ、きっと。





過去は捉え方を変えて意味づけをしていけば
肯定的なモノに変えていけるんだけど、
そのためには自分が成長しないと。




けど、何をどう成長したらいいんだろう。
何を強化すれば、過去を受け容れられる自分になるんだろう。






何が課題なんだろう…
















だとすると、過去と仲良くするか、過去に感謝できるまでは
まだまだ過食嘔吐によってバランスを取らないといけないのではないのではないだろうか。



そんな風に悟ったように突如、答えらしきものが降りてきた。