吐かなきゃ!は、どこから来るのか




吐かなきゃ!っていう強迫観念には2種類あるって分かった。






一つは、「食べたものが吸収されちゃう!太っちゃう!!」
っていう思いから発生するパターン。



カロリーが取り込まれる→お肉になる→太る→耐えられない!






っていう状況を回避する為に
「早く吐かなきゃ!全て吐けないと嫌!!」という
脅しにも似た命令が脳内に伝達される。











もう一つは、吐かないと気持ち悪くなる!っていう
生理的?な機能
への心配。





これは
外出する前に食事を避ける傾向にあることから分かった事なんだけど
吐きたいって思いながらも、吐いちゃうかも…っていう相変わらずアンビバレントな思いを抱えているんだなぁって改めて思った。







ただ、この生理的な機能への心配は実は杞憂だって分かった。






確かに胃に入れたものが吐きたいほど気持ち悪くなるけど、
時間をやり過ごせば、胃はしっかり働いて消化してくれる。





食べ物のストックが無くなって大人しくラーメンが茹で上がるのを待っているしかなくなったときに、待っている間に嘔吐したい欲求が消えていた。(もちろん、カロリーに対する嫌悪感は凄まじいのですが)






ただ、やっぱり消化されてしまう…っていう恐怖の方が多いから
案外、「吐き気を感じるのが嫌 」っていう気持ちは
隠れてしまって気づかれにくい。




吐かなきゃ!って思いにはカロリー以外にも
胃の何かが入っている不快さから逃れたい、気持ち悪さを感じたくないっていう逃避の意味もあるんだって分かった。











そんな風に考えていくとまずは、
「吐かないと気持ち悪くなる!」っていう”幻想”から脱出して、
少しでも吐かなくても済む場面を多くしたい
って思う。




ただ、ある意味で
吐いたら痩せれるっていうのも
カロリーを相殺をできるっていうのも
本当はただの幻想だってわかってるんだけどね。



この”幻想”に向かって、突っ走ってしまう自分を制御する事が
大切なのかなぁって思う。




だって、どれだけ食べても詰め込んでも吐き続けても
満たされた感はほんの束の間で、結局もっと食べるから結果的には
痩せるどころか太っていってしまう。




分かっちゃいるけど止められない。





















幻想を目指すのは”今を生きている”感覚を犠牲にしていると思う。



ちょっと醜い自分でも今を踏みしめて生きてみようかなぁっていう
”前向きな開き直り”に辿り着くことも大切なのだと思う。
















吐けないのが当たり前なのに、
吐けないと、苦しくなる。



非日常だった事が
いつの間にか日常になってしまっている。






普通の人は、ご飯食べる事、普通の事なのに、
その普通の事ってか食事が普通に出来ない自分が悲しくて情けなくなる