「気持ち」にフォーカスされていない…
親に摂食障害の本を見てって言った事があった。
だけど、「それ、立ち読みで何回か読んだ」と言われ、
結局、ページが開かれることはなかった。
漫画で摂食障害の様子が描かれていて
難しい言葉も少なかったから、
これならラクに読んでもらえるかなって思った。
理解してもらえるかなって思った。
何も分かっていない、
何も伝わっていないんだなって、
そこでハッキリと境界線が引かれた気がした。
そこで大切なのは
既に読んだから知識は持っているよ」という事実ではなく
「読んでいる姿を、こちらに見せる」こと。
それと、「読んで欲しいと思っている、こちらの気持ちに応える」という
感情に焦点を当てることなのではなかっただろうか。
☆
思えば、かなり最初の頃から
「大人のルール」とか「理論的」な育てられ方だったような気がする。
正しいことが正しくて、
間違っていることは間違っている。
そりゃ、大人になって
正しさが身についてなかったら生きていけないのは間違いない。
ただ、せめて、子どもの時くらいは
「間違えたり失敗したり、弱さを曝け出しても
良いんだよぉっ」ていう安心感を与えて欲しかった。
感情を汲み取ってもらうという
安心感を味わってみたかった。
この安心感の欠如が結局、
基本的信頼感の未形成につながり、
対人関係の未熟さに繋がっていってしまったのではないかって
どうしても思ってしまう…。
これも、
自分から逃げて他責の責任転嫁をしているだけなのだろうか…。