摂食障害の長所短所
○短所・破壊神としての摂食障害
歯、時間、知人友人、信頼、お金、キャリア、誰かとの楽しい時間、
キラキラするはずだった大学生活、コントロールを失った自分と
向き合うことの恐怖を味わう。
常軌を逸した行動をしている自分のミジメさを感じる。
分かって欲しい人にほど、
伝えるのをためらってしまって行き場のない感情を
持ち続けること。
吐くことである程度、解消されてしまうからこそ、
本質的なコミュニケーションの問題には辿り着くのが遅れて
対応するのが遅くなり、結果的に長期化する
○長所・守り人としての摂食障害
リストカットをする人が、
「切ると気持ちがスッとして生きている感じがする、
だから止められない」
というように、
過食嘔吐によってモヤモヤした気持ちを処分することができたから
今日まで生きているし、
摂食障害によって生きている実感を得ると言う助けを得ている。
・自分に不満を持つ感情にフタをしてくれていた。
対人関係の不全さ、というこの先、
生きていけば必ずぶつかったであろう問題に
症状として身体と心に無理がかかっていますよ、
もっと自分を大事にしないとつぶれちゃいますよ、
という事を教えようとして現れ てくれたから、
自分のコミュニケーションについて見直す事ができる。
・寂しいとき虚しいとき、いつも逃げ込める場所、
何も考えないようにする自分を暖かく
いつも受け容れてくれた。
この場所がなかったら、アルコール依存とか人を殺すとか、
あるいは、感情の行き場がなくなって、
どうしようもなくて自分を殺していたかもしれ
ない。