精神科医は役立たず





「治療は助けてもらうのではなく
 あなた自身が努力していく中の補助的サポートなのです」














この言葉は




















「患者が自分自身で抱える問題と向き合わなければいけない。
 医者と服薬はあくまで、
 向き合う為の気力と気分をサポートをするだけだから、 
 患者さんが問題から逃げているのに、
 医者と薬が病気を治してくれるなんて事は到底無理です。 
 闘うのはあなたです」











という事を言っているのだと思いますが、実は極めて的を得ていて
精神科医臨床心理士なんて治療には、
なんの役に立たないんですよね。













ただ、こういう風に
「医者って役に立たねーなぁ!」って思えた時に初めて、
お医者さんとお薬って、なんて役に立つんだろうって気づくんですよね。






矛盾しているように思えてしまいますが、
こういう実感がある。



医者が何とかしてくれる。
薬が全てを解決してくれる。





自助努力じゃなくて、何かが救ってくれる。
そういう意識を持っているうちは、
全く前進を感じられなかった。














治療に対する自己責任というか主体性を持たずに
過ごしていても、きっと大きな前進は見込めない。





病気に対して、
誰のせいで罹患したとか悪化したとか
医者のせい薬のせいで治らない。


そういう、自分には責任ありませんみたいな態度で
責任無いことなんだから、
医者が治してくれるし薬飲んでれば治るでしょ?
という態度で治療に責任を持たない。




治療の経過が良くても悪くても、
本人がその事を受け止める気がないってことは
問題そのものと向き合っていないっていう証拠でもあるのだから。












問題としっかり向き合っていれば、
医者なんかじゃなくて、自分で少しずつ努力していくことでしか
改善なんて出来ないんだって気づくはず。



だから、

「医者なんて役に立たない、
 自分がしっかりしなければんらないんだ!」





って気づけたときから
お医者さまは、大いに力になってくれると思います。









それはつまり、医者が手助けを出来る段階までは、
患者自身が自力で上がっていくしかないんだということだ。







なぜなら、患者自身が病気と本当に向き合う気がなければ、
医者がどれだけ有効的な治療プログラムを組もうとも効果が上がらないからだ。







なんのために、治療しているのかということを
患者自身が自分のための治療なんだっていう
当事者意識を持たなければ治療は
意味を持たないものになってしまう。













大切なのは、何が問題なのかって事をしっかり受け止めて
病院に通って治療をするのは、なんのためなのかって事を
自分自身で納得して取り組めることなんだ。






















それは病気に対しても治療に対しても責任を負うということ。
誰が悪いから症状が良くならないんだ!っていう責任転嫁をすることなく
自己責任において疾患と向き合っていかなければいけない。
他人のせいにしていると、
言い訳と文句ばかりがでてしまいますからね。






病気になってしまったことに患者さんの責任は無いけれど
それを治して行く過程では、患者さんが治療に責任を持って臨んでいかないと
どんどん病気が長期化していくだけです。


問題は自分が向き合うしか解決への道は無いって
そんな責任転嫁しないことが大事だって、摂食障害8年目で気づく人がここに居て
後悔しているんだから、可能であれば、少しでも早く現実と向き合って
早いうちに抜け出して欲しいと切に願う。