感情は味わうべき







小さな頃から、いい子になりなさい!
あれができないと私の子じゃないわよ!
うるさい!はやくしろ!そんなこともできないの!!














こんな事を子供のときから
ずーっと言われ続けている子供が
どうやって自分に自信なんかもてるようになるのでしょうか。
自己肯定感が育まれるわけが無い。







今は効率とスピードが求められる世の中だ。
大人だって生活に余裕がない。





だから子供を待ってあげるということができなくっている。








社会に出れば、効率とスピードに乗っていけない人は
切り捨てられていく。悲しいけどそれが現実だ。
それは仕方ない。




ただ、大人の社会のルールを家庭にまで持ち込まれたら
子供達はたまったもんじゃない。




子供なんだから出来なくて当然だし
出来ないことはこれからトレーニングを積んでいけばいいだけだし
失敗して練習することが許されるべき年齢でもある。





それなのに、そんなこともできないのか!ばかやろう!!
こんな風に言われてしまい、自分ってダメな子なんだてって
自己肯定感が育たないで、
自尊心が満たされないまま成長してしまう。



























不安とか恐れを自分の中で消化しないで
薬とかによって、感情そのものを感じないようにしている人はきっと、
自分でもなんとなくわかっているのだ。





自分の自尊心のレベルは低い、攻撃されて傷ついたら
また、心が忙しくなって生きるのがつらくなるって。


だから、必死で自分を生きづらくする敵を自
分から排除しようとしているのだ。




けれども、感情って人そのものだから、感じないようにするのって
不自然だし無理がある。





不自然な事をしようとすれば、
自然な事ができなくなってしまう。



喜びや嬉しさを感じることや、自分の感情を感じること自体を
いつのまにかできなくなってしまう。






感情がわからないから自分が何をして喜び、何をして嬉しいのか、
自分が何で満たされる人間なのか分からなくなってしまうのです。



残念ながら感情は、マイナスだけを感じないようなフィルター機能は
備わっていないようだ。





何かを感じないようすると言うには、
全部感じないように自分をごまかしているのだ







これがしばらく続くと、抑圧された感情、特に怒りは、
周期的な落ち込みとして現れるが、これも殆どの場合、
極端な落ち込みではなく、漠然とした無力感や孤立感や悲しい気分である















感情を感じるのは当たり前だし
それをしっかり健全に処理していける能力があることを
忘れてはならない。




けれども、薬に頼らずに
自分の感情を自分だけで適切に処理できる能力を
人間が持っていることを忘れてはいけない気がする。

それの能力も薬を頼ることで
風化してしまってはいけないのだ。






つらい、面倒くさい、悲しい、面白くない…こううことは全部うつ病に落とし込む
ことができちゃうから。







自分の限界を知りたくない
自己愛的な傾向が強い。
本気で悩みたくないし悩んでいる自分はかっこ悪いし、
悩んでいるという状態にも耐えられない。







ダメな自分を認める。これが折り合いを付けると言う事だ。
悪い部分だって自分なんだって受け入れる。


けど、自分と向き合う力はそう簡単には育まれない。
それまではじっくり苦しみ悲しみ抜くしかない。

悲しみで自分を受け止める防波堤を心に築いていくのだ。
悲しみをしっかり味合わないで、乗り越えようとしたって
心が受け入れる強度をもっていないので失敗して当然だ。
そして、失敗した自分にさらに落ち込んでいく。

それは、自分がやっぱり弱い人間だったという証拠なんかじゃなくて
悲しみで自分を受け止める土台を作りきれていないだけ。
つまり、悲しみを味わいきれて居ないから。

悲しみを味わいたくないからって逃避したり乖離するから
依存症が増えていく。

悲しみを放したところで一時的には楽になるかもしれないが、
結局は悲しみを迎え入れる準備が整っていないだけなのだ。

悲しみを重なってくのは、
自分を取り戻すために必要なことなのだと思う。

悲しみを悲しみぬくのが、今のあなたの仕事なのだ。
逃げたって進まない。仕事は自分がやらなくても誰かに振れるかもしれないが
この作業は自分自身だけで孤独に進めなければならない。


ただ、心配ない。悲しみの先には、恐らく素晴らしい光が待っているから。

徹底的な悲しみの先には


努力して高い場所に届いたものだけが得られる体験がある。




真面目に寂しさと向き合ってきただけだ。

失敗から抜け出せない、負のループが止まらないという人の多くは、
寂しさへの耐用力が弱い。
寂しいのが嫌でアルコールだったり買い物、恋人に救いを求め依存してしまう。

一時の寂しさを紛らわすかもしれないけれど、壁を壊してはくれない。
もし本気で、負のループを断ち切りたいのなら、まず自分の孤独と真剣に向き合うべきだ。




ただ、これも、私って孤独なんだだからうまく行かないんだ!ってここで止まってしまったら、それは認めることにはならない。



なぜなら、孤独であることを嘆くだけであって、
うまく言えなのだが、孤独を心に置けてない。
味わっていないような気がするのだ。