ぽっこり胃下垂
胃下垂は
胃の位置が通常より下がってしまって状態の事を言うらしい。
胃と腸が近くなるということだ。
なぜ胃が下がってくるのかというと
最もわかりやすいのは腹筋の力が弱くなってしまっているから。
そして、いわゆるオヘソ周りに胃が近づいてしまい、
ぽっこりしたお腹になる。
摂食障害の人は、膨らんだお腹を見るのを最も嫌悪感を感じる。
残念ながら拒食や嘔吐、慢性的な運動不足などが重なって、
摂食障害の人は胃下垂になっている人が結構居るのだと思う。
で、腹筋がないかと食べたらお腹が膨らむ、という最も避けたい事態が
待っているのだ。
食べ物を食べれば体重が増えるし、
消化されるまでは胃や腸が膨らむのは
人間の機能として当たり前だ。
そして拒食や嘔吐で筋力が落ちている人はこれになりやすい
ただでさえ太ったと思うのは、お腹が膨れることに
激しい嫌悪感で死にたくなるのに
これはたまったもんじゃないはず。
そういう当たり前を捨ててまで、
痩せること体重に自分の存在の意味の全てが存在している病気なのだ。
胃下垂によって、食べたばかりの時は特にぽっこりお腹になるのも
当たり前。
心の問題ももちろんだけど、摂食によって歪められてしまった
「人間という生物としての当たり前」を、もう一度捉え治すという
”認知”の改善が必要なのだろうと思う
☆☆
(佐藤万成/1分間背伸び呼吸健康法)
筋力が弱って姿勢が前かがみになっている人は、胃腸が圧迫されて本来の動きが
できなくなっています。
そんな人は、背伸び呼吸で筋力を鍛えることで、
姿勢が正されて胃腸が活発に働くようになります。
便秘だった人は便通が良くなり、
下痢気味だった人はしっかりした便が出るようになるわけです。
また、精神的なストレスも
胃腸の働きと深くかかわっています。
腸と脳は自立神経でつながっており、医学上でも
「胃腸連関」という言葉があるように互いが深く影響しあっていることが
知られています。
脳が快適な状態であれば、腸の消化呼吸活動は順調に進み、
一方、腸の活動が円滑に進んでいけば、脳も快調な状態を維持します。
しかし、脳に大きな精神的なストレスがかかると
、腸の消化吸収活動にとどこおりが
生じて、便秘、下痢、腹痛といった症状が起きてくるのです。
こうして腸が不調に成ると、今度はそれが逆に脳にストレスを与えて、
さらに腸の具合を悪くするという悪循環に陥ってしまいます。